兵庫県の運送会社構内でフォークリフト事故 作業員が死亡
事故災害概要
2025年7月、兵庫県内の運送会社の敷地内で、フォークリフトを使用した作業中に作業員が死亡する事故が発生したと報じられている。公表されている情報によれば、一人乗り用フォークリフトでトラックへの荷物の積み下ろしを行っていた際、前輪が段差部分で脱輪したとされている。その後、別のフォークリフトを使って脱輪車両をけん引しようとしたところ、けん引側フォークリフトの先端部分が、脱輪車両を運転していた作業員の足部に接触した可能性があるとのこと。
作業員は救急搬送されたものの、搬送先の病院で死亡が確認されたとされる。警察は業務上過失致死の疑いも含め、当時の状況や作業手順などについて調査を進めていると報じられている。
フォークリフトは走行速度自体は高くないものの、荷役機械として強いパワーとトルクを持つため、本来想定されていない用途での使用には特に危険があると一般に指摘されている。また、けん引作業のように通常の荷役作業とは異なる動作が伴う作業では、周囲の位置関係の把握や誘導員の適切な配置が行われていない場合、重大事故につながるおそれがあるとされる。
さらに、作業場所に存在する段差などの地形的なリスクの事前把握や、イレギュラーな作業が発生した際の手順整備が十分でなかった可能性も考えられる。ただし、これらの点については、関係機関による調査結果の公表を待つ必要がある。
類似災害と再発防止対策
今回の事故が、フォークリフトの脱輪後の復旧作業中に適切な手順が取られなかったことで発生していたなら、イレギュラー作業時の手順を明確化し、安易なけん引を避ける仕組みを整えることが重要である。また、段差や路面状況の点検を徹底し、作業者に非定常作業への注意点を教育することが必要だ。
万が一トラブルが発生した場合には、無理に車両を動かさず、周囲の安全確保と管理者への報告を優先するという基本対応を職場で徹底したい。
【類似災害事例CG動画】

