労働安全衛生規則の改正(2023年10月1日施行)が施行されます「足場点検者の指名義務」

足場作業中の墜落・転落を減らす対策として2023年10月1日から「足場点検の確実な実施と作業開始前と組立後の点検において実施者の指名」することが必要となります。
実勢点検者は氏名の記録と保存を行わなければなりません(2023年10月1日施行)実施点検者に値する資格は「足場組立等作業主任者」で、且つ「能力向上教育」を受講した方を推奨するようです。

今回の規則改正は、元来安衛則で義務付けられている「足場の使用前点検」が、規則通りに実施されていない事例(特に小規模工事において)が多くみられることから、使用前点検を確実に行われるようにハード面から墜落災害を減らす事が目的といえます。
つい先週も、建設会社安全部の担当者とのヒアリングの中で「ベテランの墜落・転落災害が増えた」と危機的状況を聞かされたばかりでした。

経験による慣れが油断を生んでしまうのかもしれません、初心を忘れずに基本的な措置を徹底することで、墜落や転落の事故を防止しましょう。

ご安全に!