東京都港区南麻布 工事現場での土砂崩れで生き埋め 70代男性作業員死亡

事故災害概要

2025年11月17日正午すぎ、東京都港区元麻布のマンション建設現場で、70代の男性作業員が土砂崩れにより生き埋めになる事故が発生したようです。現場関係者より「掘削作業中に山が崩れてきて作業員が埋まった。顔から出血している」などと119番通報があったとのこと。男性作業員は意識不明の状態で土の中に埋っており、救出されて病院に搬送されましたが、同日午後1時ごろに死亡が確認されています。警視庁麻布署は事故の詳しい原因を調べているとのことです。

報道されている内容によると、事故が発生した現場は東京メトロ南北線の麻布十番駅付近にあるマンション新築工事現場で、既存擁壁の撤去及び測量作業中に土砂が崩れて作業員1名が巻き込まれている。詳しい事故原因は調査中とのことですが、掘削作業における土留め工事の不備などが原因ではないかと推測される。また、1.5mを超える掘削深度の場合は土留めが義務付けられているが、土留めが設置されていないもしくは強度が不十分だった可能性もあるのではないかと考えられる。

類似災害と再発防止対策

法令上(安衛則第361条など)、地山の掘削作業においては以下のいずれかの措置が求められています。

1. 土留め支保工の設置:原則として土留めを設けて崩壊を防ぐ。

2. 安全な勾配(法面)の確保: 土留めを設置しない場合は、掘削面を垂直にせず、地質に応じた安全な角度(安息角など)まで斜めに削る必要がある。

掘削深さが2m以上になる場合は、地山の掘削作業主任者の選任が必要となるなど、深さに応じてより厳しい管理体制が求められていますが、今回の事故現場のように擁壁の撤去を伴う場合、地盤が不安定になりやすいため、事前の地質調査とそれに基づいた計画が極めて重要となる。

【類似災害事例CG動画】